GMシボレーリコール/死亡事件のエンジン点火スイッチ イグニッションスイッチ
1、不具合の部位(部品名):点火装置
2、基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:
イグニッションスイッチの回転抵抗が設計値を下回っているため、イグニッションキーにキーホルダー等を装着していると、走行振動等により、イグニッションキーが”RUN”位置以外に動いてしまうおそれがある。
その場合、車両電源が断たれるため、エンジンが停止するとともに、ブレーキ補助やパワーステアリング等が機能せず、運転操作に困難をきたす。
また、この状態で事故を起こした場合、エアバッグが展開しないことがあり、被害が拡大するおそれがある。
3、改善措置の内容: 全車両、イグニッションスイッチを対策品に交換する(本国メーカーに確認中)。 また、改善措置を実施するまでの間の措置として、ユーザーに対して、キーホルダー等を装着しないよう依頼する。改善措置と実施時期は、決定次第連絡する。
4、不具合件数:国内0件、事故:0件
5、リコール車種等:シボレーHHR、型式:不明
対象車:3GNDA23P86S534925~3GNDA13DX7S627737の173台
輸入期間:不明
以上。
当リコールは、本国で162万台の大量リコールを行っている一環でリコールされたもの。当リコール案件の事由により、アメリカでは12~13名死亡したとされ、当局、議会、司法省まで動くほど大問題となっている。
同社は、こうしたリコール内容の問題を、開発段階から把握し、そのまま販売にかけていたことも明らかとなっている。