明日から軽自動車税が値上げ その注意点とは

とうとう明日から軽自動車税が値上げとなる。

庶民からは「ふざけるな!」「弱い者いじめ!」との声もきこえる。

この増税により、日本自動車工業会は2015年度の軽自動車の新車販売台数が前の年より12.4%マイナスの190万台と2桁の落ち込みを予想している。

そこで軽自動車税の注意点を再掲載。

庶民の足 軽自動車税4月から1.5倍の1万8百円に 注意点

景気を悪化させる各種税金増と超円安による商品値上げであるが、税金は広く庶民から取れるだけ取っちゃえが超高給取りの国会議員たちの考えだ。

新車の軽自動車を買った人に課される軽自動車税が4月から、現在(年7200円)の1.5倍の年1万800円に増税される。
昨年4月の消費税増税を3月の増税前に慌てて買った商品が4月に値下がり、「駆け込み購入」の意味がなかった場合もあった。軽自動車の購入を検討する際に注意すべきことは。

軽自動車 税

1Q 軽自動車にかかわる税のうち、4月から上がるのはどんな税なの。
A 軽自動車を買った初年度は自動車取得税は納めねばならないが、軽自動車税は払わなくていい。増税の対象になるのは、4月以降に軽自動車の新車を買った人が翌年度から納める軽自動車税だ。4月に軽自動車を購入した場合、16年度以降に払う軽自動車が増税になる。

2Q 増税を避けるためには3月までに軽自動車を買った方がよいの?
A そういうことになる。注意したいのは増税の対象は新車購入の契約が成立した時点でなく、新車登録をしたときということ。契約を3月末にしても登録が4月にずれ込むと増税になるから注意したい。

3Q 中古車は?
A 3月までに新車登録があった中古車なら増税の対象外だ。こうした車なら4月以降に買っても軽自動車税は72百円のままになる。ただ、4月以降に新車登録された軽自動車が、すぐに中古車市場に出てきてそれを買うと、税額は1万8百円になる。

4Q 昨年4月の消費税増税前には新車の駆け込み購入が殺到したけど、今回もそうなりそうなの。
A 今のところ大きな動きはない。自動車メーカーは安くても数十万円の車両にかかる消費税の増税に比べれば、軽自動車税の増税の影響は軽微とみている。
それに4月以降に新車登録された軽自動車には、新たな燃費基準を満たすと軽自動車税が最大75%減税されるエコカー減税が適用される。ただ減税になるのは新車購入の翌年度だけだ。

5Q 結局、どうすればよいのか。難しいね。
A 買いたい車種がはっきりしているなら、増税前の3月中に買うのもいい。増税の一方でエコカー減税も始まる。購入時には販売店で説明を聞くことが重要だ。
以上、為になる東京新聞掲載記事

 

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