マツダ ロードスター試乗レポート/All-About

人様の試乗レポートなど好きではないが、ワクワクのマツダ ロードスター、乗りたくても簡単に乗れるものではないので、All-About誌の試乗レポートを転載させてもらった。

クルマ好きにとって2015年前半の主役となりそうなマツダ ロードスターのプロトタイプに試乗した。未公開だったエンジンは、予想されていた通り1.5リッター直噴4気筒の131馬力。車重1000kgと驚くほど軽い。はたしてどんなクルマに仕上がっているだろうか?

では、試乗と行きましょう。
スポーツカーの雰囲気を持つタイトなコクピットに収まり、1速へシフト。クラッチミートして走り出すと、いろんな意味 で「いいね!」。まずエンジンが良い。2リッターの従来型より大幅に排気量が少なくなったため、もしかしたら物足りないかと思いきや、全く不満なし!

低い回転域からトルクを出すエンジン特性のためなんだろう。むしろ軽快に走ってくれる感じ。加えて160kg軽いのが効いている。アクセル開度に対する車体の反応も良く、ドライバーの思った通りに動く。良好なシフトフィールと相まって、街中を普通の速度域で走ったって楽しい。

ちなみに、クラッチミートは容易。坂道発進時に車体の後退を防ぐ『ヒルローン チアシスト』が付いているため、登り坂でサイドブレーキ戻すタイミングで悩まず済む。ブレーキから足を離し、クラッチが繋がるまでサイドブレーキがずっと自動で掛かってます。ビギナードライバーだってストレス無し。

エンジンの音や振動も素晴らしい。
スポーツカーにとってエンジンの存在は重要。静かなだけだとツマらないのだった。むしろ気持ちの良い音や振動なら大歓迎である。ということをマツダの開発陣は意識していたらしく、吸気音や排気音など、アクセル開度によって変化していく。
足回りだってスポーツカーらしい仕上がりだ。コーナーに進入すると適度にロールし、前後輪へ荷重が掛かっていく。前後の重量配分は限りなく50対50だから、ドライバーの意思で自由に「前後タイヤの仕事量」を振り分けられる。少しブレーキを踏んでハンドルを切れば前輪荷重となる。

逆にアクセル踏むと後輪荷重になるのだった。もう少し具体的書くと、前輪荷重している時にハンドルを切れば一段と曲がりやすくなる。コーナーへの進入速度を高められるという寸法。スキーでもスノボでもゴルフでも、荷重(体重)移動を上手に使えるようになったら一段と楽しくなります。

オープンカーとしての資質も高い。屋根を簡単に開閉できるようにすると、信号待ちなどで気軽に操作できる(超軽量設計のため、びっくりするくらい軽い)。電動開閉式を持ってベストとするが、ロードスターのように片手で操作可能ならむしろ短い時間で済む。ストレス全く無し。
嬉しいのが燃費である。現時点では公表されていないけれど、アイドルストップ仕様もオプション設定されるようだ。
JC08モードで20km/L を軽く超えることは間違いない。実用燃費で20km/L程度走ってくれるんじゃなかろうか。 唯一の懸念は安くないだろう価格。250万円くらいからスタートか?
なお、発売開始は6月頃とされている。

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