スバル「インプレッサ」米IIHSの安全最高評価獲得

富士重工は、2015年型インプレッサ(新型EyeSightを装着した米国仕様車)が、IIHS(道路安全保険協会)が行う最新の2014年の安全性評価において、最高評価「トップセイフティピック+」を獲得したと発表した。
また、2015年型モデルから新型EyeSightを採用することで、「トップセイフティピック+」受賞の条件である前面衝突予防性能試験においても、最高評価「Superior」を獲得した。
同試験での獲得ポイントは、「Superior」評価車中で最高となる6ポイントでした。2015年型インプレッサを含め、スバルは7車種について「トップセイフティピック」を受賞(TSP+:4車種、TSP:3車種)しており、全ブランド中で最多の「トップセイフティピック」を獲得した。

「トップセイフ ティピック」を受賞するには、前・側・後面衝突、そしてロールオーバー(車両転覆)時の安全評価すべてにおいて最良の乗客保護性能を持ち合わせた車として、最高の「Good」を獲得するとともに、2012年に導入されたスモールオーバーラップ試験においても「Good」または「Acceptable」を獲得することが必要。
2015年型インプレッサは、これら5つの安全性評価項目においても最高評価「Good」を獲得。さらに、「トップセイフ ティピック+」を受賞するには、これらの条件を満たした上で、前面衝突予防評価において「Basic」、「Advanced」、「Superior」のいずれかを獲得する必要がある。

EyeSightは、富士重工が2008年5月に初搭載、世界で初めてステレオカメラのみで歩行者、自転車をも対象としたプリクラッシュセーフティ機能(衝突被害軽減ブレーキ )や全車速追従クルーズコントロール機能を実現したシステム。
新型EyeSightは、ステレオカメラを全面的に一新し、視野角、視認距離を約40%拡大することで、予防安全・運転負荷軽減機能を更に進化させている。
こうした安全性に加え、性能面からもスバル車はアメリカで高評価されており、米国では10月も24.7%増と高い伸びを続けている。

なお、トヨタの北米向けミニバン『シエナ』の2015年モデルやアキュラの新型スポーツセダンの『TLX』も「トップセイフ ティピック+」に認定されている。

アメリカの人口は316,942,000人で、年間3万2千人あまりが交通事故で亡くなっている。

交通事故死亡率 10万人当たり
 
 
死亡率
1
南アフリカ
27.9
2
ブラジル
24.9
3
マレーシア
24.6
4
アラブ首長国
23.5
5
ロシア
18.4
6
モロッコ
13.2
7
ギリシャ
12.9
8
アルジェリア
12.9
9
韓国
12.0
10
ポーランド
12.0
11
ウクライナ
11.6
12
アメリカ
11.0
・総務省統計局2013年版、当版ではブラジル・メキシコが入っていないため別資料の数値を掲載。日本は4.5。
各国の交通事故死亡者数/OECD
1
インド
142,485
2
中国
62,387
3
アメリカ
32,367
4
ロシア
27,953
5
日本
5,507
6
韓国
5,229
7
ウクライナ
4,908
8
メキシコ
4,406
9
ポーランド
4,189
10
ドイツ
4,009

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