トヨタ、第一四半期過去最高益6,463億円

日本、海外を合わせた自動車の連結販売台数は、211万4千台と、前年同四半期連結累計期間に比べて▲12万7千台 (5.7%) の減少。
日本での販売台数については、47万台と、前年同四半期連結累計期間に比べて3万6千台 (7.1%) の減少。
海外も、164万4千台と、前年同四半期連結累計期間に比べて▲9万1千台(5.3%) の減少となった。
北米での好調な販売のほか、為替の対ドルでの円安などによる国内の収益改善が利益を押し上げた。売上高は同9%増の6兆9876億円、営業利益は9%増の7560億円だった。
併せて16年3月期通期の業績見通しも修正。売上高は前期比2%増の27兆8000億円とした。従来予想は1%増の27兆5000億円だった。
税引き前利益は100億円上方修正し2兆9800億円とした。営業利益と税引き後の純利益は据え置いた。

同社の金融部門は、売上高は4,703億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて928億円 (24.6%) の増収となったが、営業利益は701億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて▲280億円 (▲28.6%) の減益となった。営業利益の減益は、販売金融子会社において、金利スワップ取引などの時価評価による評価損が計上されたことなどによるものとしている。

売上台数減下、増収増益は、昨年9月末、日銀が政府の年金とともに大爆発させ、超円安を演じたことによるものと見られる。前年第一四半期は105円前後で推移していたものが、最近では123円前後で推移している。これだけでも外国販売分は17%の押し上げ効果があっている。
それにしても営業利益率が10%台に乗せている。
中国も6月7月と急回復中となっている。

連結/百万円
売上高 
営業利益
税前利益
株主利益
15年3月Q1
6,390,688
692,728
771,826
587,774
16年3月Q1
6,987,648
756,001
845,259
646,394
16Q1/15Q1比
9.3%
9.1%
9.5%
10.0%
16年3月期予想
27,800,000
2,800,000
2,980,000
2,250,000
16期予/15期比
2.1%
1.8%
3.0%
3.5%
15年3月期
27,234,521
2,750,564
2,892,828
2,173,338
14年3月期
25,691,911
2,292,112
2,441,080
1,823,119
米基準

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