ダイハツ/マレーシアで小型乗用車「アジア(AXIA)」を販売開始 1000CC

ダイハツと、マレーシアでの自動車生産・販売の現地合弁会社プロドゥア(セランゴール州)は、新しい国民車として、小型乗用車「アジア」を発売し、9月15日夜、クアラルンプール市内で発表会を行った。

「アジア」は、ダイハツとプロドゥアが企画・開発し、プロドゥアの新工場で生産する小型車で、マレーシア政府が公表しているエコカー政策であるEEV(Energy Efficient Vehicle)政策に対応する同国初のクルマ。
また、国際競争の激化をにらんで推進している構造改革の成果を織り込んだ第1弾の商品。

「アジア」は、ダイハツが日本の軽自動車「ミライース」で培ってきた低燃費・低価格の技術やノウハウを応用。
また、そのプラットフォームは、インドネシア アストラ・ダイハツ・モーター社の小型車「アイラ」に続き、軽自動車の技術を生かし開発したグローバルAセグメントプラットフォームであり、マレーシアに最適となるよう進化させた。
低燃費の21.6km/L(EUモード燃費・5MT)と、低価格24,600~42,500マレーシアリンギ(約824,000~1,424,000円 1マレーシアリンギ=33.5円換算 2014年9月12日時点)に加え、快適な走行性能や広い室内空間を実現している。目標販売台数は8,000台/月。

<主な特長>
・高い環境性能:21.6km/L(5MT、4AT:20.1km/L)の低燃費など
・高い経済性:24,600~42,500マレーシアリンギの低価格など
・快適な走行性能
・コンパクトなボディーに広い室内空間
<諸元>
駆動方式:FF
エンジン:998cc(型式:1KR-DE)
トランスミッション:5MT/4AT
乗員定員(名):5名
全長×全幅×全高(mm):3640×1620×1510

なお、「アジア(AXIA)」のスタイルは、インドネシアダイハツのアイラとよく似ている。
逆輸入される日も近いと思われる。ただ、円安では日本での販売価格が高くなることが予想される。

あわせて読みたい