4月 ドイツとフランスの自動車販売台数
<ドイツ>人口8,030万人
ドイツ政府自動車局(KBA)が5日発表した4月の独新車登録台数は前年同月比▲3.6%減の27万4097台と5ヶ月ぶりの減少となった。
車種別では、小型車の販売が引き続き好調で全体の25.6%を占めた。
高級車ブランドのアウディ、メルセデスとBMWの販売は減少、独フォルクスワーゲンの販売は▲4.9%減少。
一方、日産、マツダとクライスラーのジープは、それぞれ20%以上の増加となった。
1~4月の独自動車販売は前年比2.9%増だった。
<フランス>人口6,100万人
フランス自動車工業会が発表した4月の乗用車販売台数は、前年同月比5.8%増の16万6968台だった。1~4月では前年比3.7%増。
仏ルノーの低価格車「ダチア」が45.6%増となり全社で18.4%となった。
仏PSAプジョー・シトロエンは5.1%増、独VWは1.3%増だった。
なお、ダチアはルーマニアの元々ルノーのノックダウン生産会社だったが、一時参加から離れ、1999年再び傘下入りしたメーカー。
独自ブランドも展開しており、ルーマニアの低賃金を利用した低価格車となっている。
ダチアのローガンMCV(標準装備・エアコン別?)の価格は8500ユーロ(1ユーロ/141円)。
以上。
中国では、中国メーカーの車両が売れていない。4万元台から車両購入が可能だが、中国メーカー製は全般信頼性に欠け売れていない。 そこで低燃費の小型車を5万元台から販売するよう政府は外資系にも求めている。日産・ルノーなどは追随するが、トヨタはごめんなさいと相手にしていない。
小型車でもエアコンや安全面の諸機能がオプション扱いになれば、それこそ事故時問題視される可能性がある。中国当局の魂胆は、安い価格帯の分は中国製も売れており、中国メーカー製を中国人が購入できるようにする政策の一環だろう。大義名分では大気汚染対策としたところで、排ガスを撒き散らす車両が増加するだけだ。