上海自動車ショー始まる

上海モーターショーが20日開幕した。中国は、内外の名だたるメーカーがシェア拡大にしのぎを削る世界最大の自動車市場となっている。
日本勢は反日不買から期待できないなか、海外勢は欧米韓が中国市場でシェア増大の凌ぎを削る。世界の有力メーカーが出展しており、これまでの中型セダン人気から昨年からSUV車も人気化しており、そうした低燃費に対応したセダンやSUV車も強化され展示されている。
中国では、上述の通り大気汚染問題があり、政府は燃料を喰う大型車やSUV車の購入を控えるように求めているが、成金饅頭の中国人にとっては関係ない話。ただ、海外メーカー側も政府に嫌われたくなく、中型・大型車も低燃費など環境対応車を投入している。
低燃費車や環境対策車には国から補助金が交付され、経済低迷下(緩和措置で不動産だけは再び上昇中)、これ以上尖閣問題が拗れない限り日本車も大きく見直される可能性はある(今3月の売上台数は、前年同月には遠く及ばないが、前月比では大幅伸長しており、そうした現れかもしれない)。

<中国自動車販売2013年第1四半期>
中国自動車工業協会が第1四半期自動車生産販売データを公表した。3月の自動車生産台数は前年同期比12.8%増の208万5200台、販売台数は13.2%増の203万5100台となり、いずれも過去最高を記録した。
中国の3月の売上台数(出展:毎日新聞)
独系255,900台(シェア24.64%)
日系181,200台(同17.44%)
米系164,800台(同15.86%)
韓系95,600台(同9.20%)
仏系44,800台(同4.31%)
(日系車は3月前月比70%強伸長)

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