いすゞ  10万台リコール 燃料漏れの恐れ エルフ・アトラス・コンドル・タイタン

いすゞ自動車は、製造した小型トラックで、エンジンの燃料装置の取り付けが不適切なため、燃料が漏れ出すおそれがあるとして、4車種の合計約10万台のリコールを国に届け出た。
対象は、いすゞ自動車の小型トラック「エルフ」と、日産自動車の「アトラス」、日産ディーゼルの「コンドル」、マツダの「タイタン」の4つの車種、合わせて97,086台で、製造期間は車種によって異なるが、平成18年12月から平成22年4月まで。

1、不具合の部位(部品名):燃料装置(サプライポンプ)
2、基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:
小型トラックの燃料噴射装置において、サプライポンプをエンジンに取付ける締付指示が不適切なため、締結力が不足しているものがある。そのため、そのまま使用を続けると、サプライポンプ取付けボルトの締結部が緩んで振動が増大し、最悪の場合、燃料パイプが亀裂し、燃料が漏れるおそれがある。
3、改善措置の内容:
全車両、サプライポンプ締結部の点検を行ない、緩んでいる場合はエンジンを良品に交換、緩んでいない場合は増締めを行う。
4、不具合件数:90件/事故の有無:無し

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