現代自動車/第3・四半期純利益▲29%減  新型ソナタ米国で売れず

韓国の現代自動車が23日発表した第3・四半期決算(7~9月)は、純利益が前年同期から▲29%縮小し、1兆5200億ウォン(14億4000万ドル、1,500億円)となった。
ウォン高や主要市場である米国と韓国での販売不振が響き、利益はアナリスト予想(1兆7900億ウォン)を下回った。売上高は前年比2%増の21兆2800億ウォン(2兆1,200億円)だった。
新型ソナタはあらゆる面で前世代モデルを上回っているが、消費者はどうしても外見に左右されるとの意見のとおり、米国市場で冴えない。米国では、高級車を除きドイツ車が思ったより売れないのは、ドイツデザインが禍いしているのか、現代はドイツメーカーからデザイナーを引っこ抜き、デザイン開発にあたっている。

なお、第2・四半期決算は、純利益が2兆2400億ウォン(21億8000万ドル、2200億円)と前年比▲6.5%減少していた。売上高は増加したものの米国での割引増が利益を圧迫。

第1・四半期決算は、純利益が前年同期からほぼ横ばいの純利益が1兆9300億ウォン(約18億6000万ドル、1900億円)。売上高は1%増の21兆6500億ウォン(2兆1600億円)。中国と韓国では好調だったが、米国で不振だった。

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