GM/第3四半期(単期) 増収大減益  北・南米好調も欧州低迷続く、中国横這い

ゼネラル・モーターズ(GM)が30日発表した第3・四半期決算は、新型車の投入などを手掛かりに北米事業が好調となり、調整後利益が市場予想を上回った。
また、傘下のオペルなどの欧州部門では赤字額がほぼ半減したほか、売上高は2011年第3・四半期以来、2年ぶりに増収となった。
売上高は3.7%増の389億8000万ドル。
営業利益は約15%増の26億4000万ドル。
株主に帰属する純利益は7億5700万ドルと、前年同期の14億8000万ドルから減少した。

北米と南米での堅調な業績や欧州での改善が、中国を除くアジア市場での不調を補った。
欧州部門の損失は▲2億1400万ドルと、前年同期からほぼ半減したほか、約4億ドルのコスト削減を行った。欧州では、2015年ごろまでに損益を均衡させる目標を立てている。

北米部門の営業利益は、利益率の高い車種の販売が好調だったから27%増の21億9000万ドルとなった。販売価格の上昇によって、4億ドルの利益を押し上げた。北米の利益率は9.3%。前年同期の7.7%から上昇し、2年ぶりの高水準となった。GMは10%に引き上げることを目標としている。
南米部門は、市場予想を上回る79%の増益となった。
中国での業績は横ばいだったこともあり、国際部門の利益は、61%の大幅減益となった。
世界全体の販売台数は、前年同時比5.4%増の239万台8000台。燃費のよい小型車の販売などが北米や南米を中心に好調だったことによる。
以上、
GMは中国ではえらく好調だと報道されていたが、第3四半期は不振だったようだ。

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