VW年間販売台数 念願の世界一確実視 中国でバカ売れ続く

独フォルクスワーゲン(VW)は14日、中核ブランドのVW乗用車の世界販売台数が1~9月の累計で前年同期比0.6%増の437万49百台だったと発表した。排ガス不正問題の発覚後、累計で前年を初めて上回った。

アウディ、ポルシェなどを含むグループ全体でも1~9月は2.4%増の760万94百台と好調を維持している。

VWは、上半期の世界販売でトヨタ自動車を上回って2年連続で首位に立ったが、中核ブランドの販売が上向きに転じたことで、通年でも初の首位が確実視されている。

VW車の販売台数を牽引しているのは中国市場、中国では9月ドイツ系は前年同月比22.97%増の42万08百台と急増させている。1~9月でも13.26%増の326万42百台とVW全体の販売台数の半分近くを中国で販売している(ドイツ系の販売台数の90%以上がVW系の販売台数)。

なお、VWは以前から中国ではガソリン車しか製造しておらず、ドイツ大好きメルケル大好きの中国であり、不正プログラムの影響は一切受けていない。

追、日本では落ち目で軽以外CMも大幅に減らしているホンダは、中国では絶好調。9月は前年同月比46.5%増の12万9百台販売している。それも高級ブランドのACURAブランドを除いてである(9月までの累計でも25.5%増87万21百台)。

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