VWの強かさ リーコールで不正プログラムに触れず、韓国を舐めとんのか

韓国の環境部がフォルクスワーゲン(VW)のリコール計画書を再び差し戻した。
環境部は23日、VWが提出したリコール計画に対し補完を要求した。あたかも排気ガス不正の事実がないようなリコール計画書を提出したことによるもの。

これに先立ちVWは1月、不十分な計画書を提出して1度差し戻されている。だが今回も不正の事実を明示しなかった計画書を出し環境部から警告を受けた。
環境部によるとVWは、今回のリコール計画書にもリコール対象車両に不正プログラムのディフィート・デバイス(Defeat Device、無効化プログラム)を使ったという事項を明示しなかった。その上、車両を直すためのソフトウェアも提出しなかったという。

これに対し環境部は、一部車種のソフトウェアをまず完成させ、順次ソフトウェアを提出するよう指示を与えた。環境部はソフトウェアを受け取った順番に基づきリコール対象車両のソフトウェア改善前後の大気汚染排出量、燃費変化を測定する予定にしている。
環境部は、VWに対して「3度目のリコール計画書まで不十分ならば、リコール自体を最初から承認しない」と警告した。
以上、韓国紙報道など参照

韓国では11月、VWが大幅値引きして販売したことから空前の売上台数を記録していた。これで、VWはすでに禊を受けたと判断しているのかもしれない。それとも韓国を舐めているのだろうか。韓国の本性を知るならば、韓国環境部から指示されたことは最低限守らなければ、VWはどんな仕打ちをされるかわからない。
VWのリコール計画書の問題は、韓国でも裁判を起こされており、当然、VWにとって優位に展開するためのものと見られる。
米国でもリコール後、走行テストを行うという当局と対立している。
最大の不正プログラム装着車販売国であるVWの地元ドイツでは、政府上げて早期収拾を図る動きに徹している。走行テスト度外視の結果、SOX(ディーゼル者特有の硫黄酸化物)を国中にバラ撒き続けている。・・・環境先進国ドイツ政府の実態でもある。
世界的に見れば今だ、リコールはほとんど行われておらず、世界中の問題車が規制値の約40倍のSOX排ガスを撒き散らしながら走っていることになる。
なお、ディフィート・デバイス搭載はEUでも2007年から違法とされている。

あわせて読みたい