現代ジェネシス 米でリコール隠し? 17億円の罰金 苦情87万件

米連邦法は、自動車メーカーが安全にかかわる不具合を発見した場合は、5日以内にNHTSAに報告するよう定めている。

米道路交通安全局(NHTSA)は8月7日、現代自動車が、米国で高級セダン「ジェネシス」のブレーキ装置の不具合を顧客に速やかに知らせなかったとして、1,735万ドル(約17億円)の罰金を支払うことになったと発表した。
それによると、現代は2009年から2012年までに生産したジェネシスについて、制動装置のアンチロックブレーキシステム(ABS)に入るブレーキオイルが腐食しブレーキの性能低下や衝突の恐れが増すことを2012年に認識していた。
しかし、ディーラーにブレーキオイルの交換を指示しただけで、潜在的な危険性など十分な情報を顧客に知らせなかった。

米政府が調査に着手したことから、現代は2013年10月、ようやくリコール(無償回収・修理)を実施したという。リコール対象は2009~2012年に生産され米国で販売された計4万3500台。

NHTSAによると、この不具合による死者はいないが、6人の運転者が衝突事故に遭ったと報告されている。このうち2人がけがをした。また、今年1月までに寄せられたジェネシス関連の苦情は87万件で、そのほとんどがブレーキに関する問題だった。
現代は、罰金の支払いと、安全にかかわる不具合を適宜報告、通知する過程の改善に同意したという。
以上、韓国聨合ニュースより

現代ジェネシス関連の苦情は87万件、その殆どがブレーキという。さぞ、運転者は恐怖していることだろう。
それにしてもブレーキオイルが腐れるとは、植物油ではあるまいし、また、中国製とも考えられず、何でだろう。
米国では、米国車以外、リコール隠しは命取りになる。

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