中古車市場も売れず過去最低更新 2015年▲0.4%で3ヶ年連続減

中古車の乗用車市場は、最近では2012年をピークに販売台数が下落傾向にある。2014年4月の消費税増税前でも新車については駆け込み需要が旺盛であったが、中古車は蚊帳の外であり減少し続けている。

 中古車販売店の廃業や倒産も多くなってきている。軽自動車が売れない事由と一緒と思われ、購入層の対する賃上げが待ったなしとなっているが、昨年も今年も賃上げには関係ない企業層への就職者や非正規雇用者(派遣・契約・パート)が大半とみられる。
最低賃金は現実には雀の涙ほどしか上がっておらず、地域別最低賃金と業種別最低賃金も併用を考える必要もあるかと思われる。できなければ国は、最低賃金目標を立て5年以内に1000円にすることだ。
上がっているのは消費税ばかりではなく、社会保険料や地方税も上がっている。取るだけ取るのが国や地方の行政機関であり、これでは少しばかりの賃上げでは追いつかず、非正規雇用者などは実質手取りが逆に減少、超円安で物価は上がっており内需低迷、外需も中国・東南アジア経済の低迷を受け、景気回復には程遠いものになっている。日銀黒田丸の目論見は、政権に対して最低賃金を大幅(最低10%以上)に上げさせない限り失敗に終わることになる。

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中古車市場の販売台数推移(軽除く )
 
普通
前年比
小型
前年比
合計
前年比
2010
1,592,110
 
1,816,696
 
3,408,806
 
2011
1,542,614
-3.1%
1,733,519
-4.6%
3,276,133
-3.9%
2012
1,688,606
9.5%
1,826,335
5.4%
3,514,941
7.3%
2013
1,666,732
-1.3%
1,740,725
-4.7%
3,407,457
-3.1%
2014
1,630,421
-2.2%
1,653,214
-5.0%
3,283,635
-3.6%
2015
1,668,429
2.3%
1,602,719
-3.1%
3,271,148
-0.4%
自販連資料から再構成

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