水素ステーション併設店舗で提携/セブン-イレブンと岩谷産業

セブン-イレブン・ジャパンと岩谷産業は12月10日、店舗併設に関する包括合意書を締結し、東京、愛知に併設店舗を順次オープンすると発表した。
岩谷産業は、水素ステーションの設置を推進しているが、セブン-イレブンに水素ステーションを併設した店舗をオープンする。
店舗では、純水素型燃料電池を活用した店舗の環境負担低減について実証実験を行い、小売店舗における燃料電池活用の将来性について検証する。

セブン店舗の電気も水素発電と蓄電池で賄えるようになれば、電力会社いらずになる。
省エネのLEDの普及は、家庭やオフィス・外灯などで急速に拡大しているが、総電力需要量がそれほど減少しないのは、依然と異なり、逆にいろいろなところを明るくしだした結果かもしれない。
アメリカでは、シェールガス革命で燃料費が大幅に値下がりし、おまけに原油価格まで値下がりし、今や燃料大量消費の大型のピックアップトラックが全盛期に入っている。その反動でトヨタのプリウスがまったく売れなくなっている。異常気象で竜巻が襲い、ハリケーンも巨大化しているというのに、地球温暖化の対策意識などアメリカ人にはないようだ。
水素ステーションでは、価格設定をどうするのだろうかと思っていたら、ガソリン価格と変わらないなど、妙味がまったくなくなっている。水素は、原油精製過程で副産物として大量に生産されているが、そのほとんどを捨てているのが実態だ。それがガソリン価格と同じでは面白くない。4~5億円とされる水素ステーションの設備投資費も桁が一つ落ちた安い設備機器が開発されているはずだ。
国民を馬鹿にしてはイカン。設備機器が高ければ、設備機器会社は儲かるだろうが、安全性に問題もない簡易な設備で急速に普及させた方がどれほどベターだろうか。

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