国内自動車生産15ヶ月連続ダウン
自動車メーカー主要8社の9月の国内での生産台数は、主に北米向けの輸出が好調なメーカー(富士重工)はあったものの、消費税増税の影響で軽自動車の販売の減少が続いていることなどから、全体では15ヶ月連続で減少した。(軽自動車は別記事を本日出し)
主要8社の発表によると、9月、国内で生産された車の台数は、合計78万2004台と、前年同月比▲2.2%下回った。
このうち、主に北米などでの販売が好調なメーカーがあり、輸出向けの生産台数は伸びたものの、国内向けは消費税増税と今年4月の軽自動車税引き上げの影響から、軽自動車の販売の落ち込みが続いており、全体では国内の生産台数は15ヶ月連続の減少となった。
また、今年4月から9月までの年度上半期の国内生産は、417万7318台と、前年同期比▲7.3%の減少となった。
各メーカーは海外での生産を増強しており、今年9月までの年度上半期で前年同期比4.2%増加している。
今月30日から始まる東京モーターショーなどをきっかけに、軽自動車を中心とした国内需要の掘り起こしを図る。
以上、
日本の自動車メーカーは、メキシコ(2014年、マツダとホンダ)、インドネシア(2014年、ホンダ)・中国(2014年、日産)、インド(2016年稼動、ホンダ)、ブラジル(2016年春稼動、ホンダ)、以前からのタイなどへ海外進出し、生産を増加させており、輸出は今後とも減っていく。
自動車産業のためにTPPに加盟しているようなものだが、自動車産業そのものが日本からもぬけの殻になりつつある。
また、国内の需要低迷も国内生産車数の大幅な落ち込みの原因となっている。アベノミクスは高級車ベンツのバカ売れ現象を引き起こす一方、庶民の足となる軽自動車は、乗用タイプも商用系貨物車やトラックなども落ち込んだままとなっている。