富士重工、初公開「SUBARU VIZIV FUTURE CONCEPT」東京ショー

富士重工は、第44回東京モーターショーにおいて、世界初公開となる2種類のコンセプトカーや10月28日発表予定の市販モデル4車種を含む10台のモデルを出展すると発表した。
出展車両は、自動運転機能などの先進安全技術の搭載により、スバルの将来ビジョンを具現化した「SUBARU VIZIV FUTURE CONCEPT」と次期インプレッサのデザインスタディモデルである「IMPREZA 5-DOOR CONCEPT」の2種類のコンセプトモデルを世界初公開。

◆ SUBARU VIZIV FUTURE CONCEPT
SUBARU VIZIV FUTURE CONCEPTは、スバルが安心で愉しいクルマづくりの将来ビジョンを具現化したSUVタイプのコンセプトモデル。
アクティブに出掛けたくなるデザイン・パッケージに加え、アイサイトを進化させた先にある自動運転技術やダウンサイジングターボとハイブリッドシステムを組み合わせたパワーユニットの採用など、スバルらしい安心で愉しいドライビングを実現する次世代技術を提案している。

1、デザイン
デザインコンセプトは「スバル×アクティブライフ」。スバルのデザインフィロソフィー「DYNAMIC(躍動感)×SOLID(塊感)」を具現化して、安心と愉しさの価値が一目で分かり、アクティブにどこかへ出掛けたくなるワクワク感あるデザインを表現。

<エクステリア>
・立体的な塊感のあるボディは、研ぎ澄ませた面質を加えることで硬質で高密度な印象を強調。スバルAWDの信頼感を表現した力強く張り出すフェンダーと合わせて、スバルの安全性、安心感と愉しさを想起させるデザイン。
・ スバルらしさの象徴であるヘキサゴングリルからサイドへ流れ、リヤピラーへと駆け上がる
一連の力強いモチーフと、バンパーのダイナミックでワイドなモチーフにより、SUVらしいスタイルを表現。
<インテリア>
・力強い骨格に、センターの先進的なインターフェースからシンメトリカルに広がる躍動的なモチーフにより、安心感とドライビングへの期待感を高めるインテリアデザイン。
・ベージュと黒のコントラストに加え、内外装共通のアクセントカラーとしてオレンジを用いることにより、スポーティで愉しい空間を演出し、アクティブなライフスタイルを想起。
・ドライバーをモニタリングするカメラをメーターバイザー上に配し、運転時の安心感をより高める仕様。

2. メカニズム
<先進安全/HMI/テレマティクス>
スバル独自のステレオカメラ技術「アイサイト」の進化とV2X(車車間・路車間通信)やテレマティクスによるつながる技術を融合させ、「安心と愉しさ」の領域を更に拡大。スバルらしい自動運転の実現に向けた要素技術を織り込んでいる。

1)アイサイトによる高度な前方認識と全方位レーダーの組み合わせにより、車両周囲の交通環境や危険リスクを全方位で把握することに加え、高精度GPS、高精度地図データを活用することによって、自車位置を高精度に特定し、走行経路上のカーブ、車線等に応じた最適制御。

これらの技術により、前方直進時の衝突回避に加え、交差点右左折時や後退時の車両、自転車、歩行者との全方位での衝突回避を実現。さらに、高速道路上における全車速での自動運転や自宅や商業施設等の駐車場での自動駐車を実現する。

2)テレマティクスやHMI(ヒューマンマシンインターフェイス)の技術進歩を採用することによって、走行経路状況(交通環境、天気等)の先読みや人とクルマの的確な意思疎通を実現。さらに、趣味などアクティブな生活をサポートするための情報配信を行うなど、自動運転による移動を安心でワクワクするものにしている。

<パワーユニット>
〔1〕次世代ハイブリッドシステム
SUBARU XV HYBRIDで市場導入したシステムを全面進化させた次世代型ハイブリッドシステムを採用。
ダウンサイジングターボとの組み合わせによる燃費性能向上に加え、スムーズでリニア感ある加速性能により、走りの愉しさを両立している。

〔2〕次世代ダウンサイジング直噴ターボエンジン
レヴォーグでスバルとして初採用したダウンサイジングターボをさらに進化させ、次世代型専用に全ディメンションを最適化。小型・軽量化とセグメントトップとなる正味熱効率を実現させ、スバルがこだわる走りの愉しさと燃費性能を高次元で両立している。

〔3〕シンメトリカルモーターAWD
シングルモーターをリヤアクスル同軸上にコンパクトに配置することにより、プロペラシャフトを廃止。AWDでありながら、フラットなフロアを実現し広々した快適な室内空間。

また、スバルAWDの性能を継承し、さらに前後駆動力配分の積極的な制御によるベクタリング作用で運動性能を向上させた。

◆IMPREZA 5-DOOR CONCEPT
IMPREZA 5-DOOR CONCEPTは、2014年5月に発表した中期経営ビジョン「際立とう2020」において、スバルの新世代モデルの第一弾として位置づける次期インプレッサのデザインをイメージした5ドアスタイルのコンセプトモデル。
スバルらしいデザイン表現として新世代モデルへ本格採用していく「DYNAMIC(躍動感)×SOLID(塊感)」を核として、スバルデザインに欠かせないドライビングへの期待感を高めるスポーティさや先進性、安心感を高める機能価値を凝縮し、クラスを超えた価値を表現したデザインとしたとしている。

<インプレッサ コンセプト>

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