三菱自動車 アメリカ生産から撤退

三菱自動車は、販売不振が続いているアメリカでの生産から撤退する方針を固め、今後はアジアでの生産を強化していくことになりました。
三菱自動車は、アメリカで唯一の生産拠点であるイリノイ州にある工場での生産を打ち切る方針を固めた。工場は売却を検討していて、今後、ほかの自動車メーカーなどと交渉する。
この工場では、多目的スポーツ車を生産しているが、アメリカでの販売不振が続き、昨年の生産台数は、工場の生産能力のほぼ半分の6万台余りにとどまっていた。一方で、日本からの輸出などで、アメリカでの販売は続けることにしている。
三菱自動車は、3年前にオランダの工場を売却、今回のイリノイ州の工場での生産打ち切りで、日本の主要な自動車メーカーとしては初めて、アメリカとヨーロッパの生産から撤退することになった。
今後は、販売が好調で引き続き成長が見込まれるアジアに重点を置き、タイやインドネシアなどでの生産を増強することにしている。
以上、

三菱は、韓国の現代自動車や中国の民族系にエンジンを供給しており、売れないアメリカで工場を持つ意味もなくなったのだろう。三菱の自動車は、性能は良いいものの、デザインが悪く、売れる顔には見えないのが現実だ。デザインがそれほどではなかった場合、CMを大量に流して錯覚を起こさせる手法もあるが、今の三菱にそうした力はない。MiEVのデザインはいつ見ても軽スタイルとしか言いようがない。
ほとんどの大手メーカーがやらないエンジンの売却で儲けるのも三菱にとっては一つの経営手法。現代自動車の車の中には、GDIエンジンが強力すぎて、足回りがついていけない車もあるようだが・・・。
三菱全車のアメリカでの上半期(2015年1~6月))販売台数は、前年同期比24.9%増の49,544台だった。新型のアウトランダーが売れているのだろうか。日本ではパジェロの全盛だったころには、ランクルなど相手ではなかったが・・・。東芝も今の三菱のようになるのだろうか・・・。

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