超小型モビリティカーは生きていた トヨタ有楽町で実証実験 20年東京五輪へ開発急ぐ

国交省が太田政権となり、それまで推進されてきた1~2人乗りの超小型モビリティーの動向が国交省からは擦れ行くばかりとなっていた。しかし、どっこい、各大手自動車メーカーの開発現場では、実用化に向け、テストや開発を20年東京五輪に向け加速させている。
いろいろ規制強化中の国交省から、東京五輪を前に逆に規制緩和してもらい、高齢者の身近な移動手段としての需要など次世代のクルマ社会を実現させたい考えだ。

超小型モビリティカーは、
1台分の駐車場に4台、バイクほどの大きさ(但しi―ROADの場合)
雨をしのげる屋根や簡易ドアがある。
カーブでは自動で傾きバランスをとり安全。
時速は20キロ程度
買い物の荷物も載せる
環境にやさしいEV。

トヨタは、一人乗り電気自動車「i―ROAD(アイロード)」をコインパーキング大手のパーク24と組み、東京都心で10日から実証実験を開始した。9月末までの半年間、有楽町で貸し出し、東京タワーやお台場など都内5ヶ所で返却できる。普通免許が必要で、料金は15分412円。

クルマ離れが進む大都市で、その大きな理由の一つが高額な駐車場代。アイロードは車1台分の駐車場に4台駐車できる。今までクルマを買えなかった人に使ってもらえるのでは、と開発担当者は期待している。

こうした実証実験は、愛知県安城市でも昨年末から続いている。トヨタ車体が開発した2人乗り「コムス」などをJR安城駅周辺など10ヶ所で貸し出している。
都心と異なり、自動車をもつ家庭が多い土地柄で、近くへの外出も自家用車を使うことも多いが、駅前の商店街で乗り降りする人が増えれば、にぎわいを取り戻せるかもしれない。秋から貸し出しを有料に切り替え、採算がとれるかを試す。

なお、「i―ROAD」は前後に乗る2乗りもあるが、実証実験に使用されているのは一人乗り。

超小型モビリティカー

<日産ニューモビリティコンセプト>
日産ニューモビリティコンセプト

<トヨタ車体コムス>
トヨタ車体コムス

<ホンダMC-β>
ホンダMC-β

<トヨタ iROAD>
トヨタ iROAD

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