日産 北米などでSUVローグなど76万台リコール

日産は28日、北米を中心に販売した2008年から14年モデルのSUV=多目的スポーツ車「ローグ」など、76万台余りについて、運転席側の床の下から水が入り込んで発火するおそれがあるなどとしてリコールすると発表した。
日産は、北米を中心に世界で販売した2008年から14年モデルのSUV=多目的スポーツ車「ローグ」や、2013年から14年モデルの「パスファインダー」、それに2014年モデルの高級ブランド「インフィニティ」の合計76万台余りをリコールすると発表した。

これらの車は、運転席側の床の下から水や融雪剤が入り込んで部品がショートして発火するおそれがあるほか、部品の不具合によって走行中にボンネットが開くおそれがあるという。

2014年モデルの「インフィニティ」は、一部が日本でも販売されているが、日産によると、今回のリコール対象車で、この不具合が原因とみられる事故やけが人の報告はないという。

アメリカでは、日本の自動車部品メーカー、タカタが製造したエアバッグを巡って各社でリコールが相次いでいて、品質への不安が新車販売に影響を与える可能性が懸念されている。

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