国交省 トヨタの燃料電池車「MIRAI」を型式認定

国交省は、2005年3月、世界に先駆けて燃料電池自動車など圧縮水素を燃料とする自動車の安全基準を策定するなど、燃料電池自動車の普及のため環境整備を進めてきた。
また、国際的にも日本の基準をベースとした燃料電池自動車の国際基準の策定を目指し、国連欧州経済委員会(UN/ECE)自動車基準調和世界フォーラム(WP29)において、燃料電池自動車の世界統一技術基準(GTR)策定に関する議論を主導し、昨年6月に日本の基準を相当程度盛り込んだ燃料電池自動車の世界統一基準(GTR13)が策定された。
これにより、国産の燃料電池自動車について、仕様を大きく変えることなく輸出することが可能となり、今後、我が国の燃料電池自動車の国際展開が期待されている。

今般、圧縮水素ガスを燃料とする燃料電池自動車について、GTR13 策定後、トヨタ自動車が初めて道路運送車両法の第75 条に基づく型式指定を取得した。
これによって、型式指定された燃料電池自動車の大量生産が可能となり、一般ユー
ザーへの普及が期待される。
燃料電池自動車は、走行時に、二酸化炭素(CO2)、窒素酸化物(NOx)や一酸化炭素(CO)などの排出ガスが全く排出されないという特徴を持ち、クリーンな次世代の低公害車として有力視されており、今般の型式の指定を契機に、一層燃料電池自動車が普及していくことが期待されている。
以上、国交省が11月18日に発表した。
いよいよ、二酸化炭素0排出、硫黄酸化物等PM2.5など大気汚染物質0の水素による自家発電自動車が市販開始されることになった。大気汚染大国の隣国に、最初に普及してもらいたいものだ。

トヨタの燃料電池車「MIRAI」

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