ダイキン 83万台リコール/光クリエールなど空気清浄機とエアコン 発火事故など10件

ダイキン工業は、ルームエアコンなど、83万台余りをリコールすると経済産業省に17日届け出た。
ダイキン工業は、ルームエアコン室内機26万1,199台と、家庭用空気清浄機57万6,144台のあわせて83万7,343台を、無償で点検・修理する。
経済産業省によると、ファンモーターの不具合から、発火事故などが発生していて、ダイキンは、対象製品の使用を控えるよう呼びかけている。
ダイキン工業株式会社が製造したエアコン及び空気清浄機について、当該製品から出火、焼損する重大製品事故が発生した。

消費生活用製品安全法第35条第1項に基づき報告された重大製品事故は10件(エアコン8件、空気清浄機2件)。
<リコール対象商品>
1、管理番号:エアコン/全138機種、対象台数:261,199台、
A200800810、
A201100105、
A201200302、
A201100811、
A201200669、
A201300513、
A201300565、
A201300796、

2、空気清浄機/全42機種、対象台数576,144台
光クリエール、うるおい光クリエール、クリアフォース
管理番号:A201000936、A201200241
管理番号は、製品に記載されている。

当該事故の原因は、現在調査中だが、エアコン室内機及び空気清浄機のファンモーターの製造工程上の不具合により、ファンモーターに内蔵された電子部品(チップコンデンサーがショート(短絡故障)し、過大電流が電気回路に流れたことでファンモーターが発熱・発火し製品の発煙・発火に至ったものと考えられる。
※チップコンデンサー:電気を蓄えたり放出したりすることで、電気回路上のノイズ(不要な電気信号)を取り除く電子部品。また、消費生活用製品安全法第35条第1項に該当しない製品事故として、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)に報告された事故は5件。

問い合わせはダイキン「0120-330-696」

あわせて読みたい