マツダ最新型アテンザ/リコール8902台 発火のおそれ

マツダは26日、電気系統の不具合で火災の恐れがあるとして、乗用車「アテンザ」の最新型8902台(昨年10月~今年3月生産)のリコールを国土交通省に届けた。

届出によると、最新型アテンザは海外でも欧州を中心に約6700台販売されており、ベルギーで今年1月、駐車中に運転席の床下から出火する事故が1件発生。国内では事故やトラブルの報告例はない。

欠陥があるのは、発電機からバッテリーなどへ送電する際に電圧を調整する装置。

DC-DCコンバータの製造工程において、電子基板上のコンデンサに亀裂が入っているものがあり、当該コンデンサがショートする可能性がある。そのため、DC-DCコンバータが溶損し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。

改善の内容

全車両、DC-DCコンバータを対策品に交換する。加えて交換時にハーネスを傷付けないよう、ハーネスにプロテクターを追加する。なお、当初、対策品の不足が見込まれるため、車両によっては暫定でDC-DCコンバータに電流が流れないようにショートカットを追加するとともに、エンジン制御プログラムを書き換える。当該車両においては、対策品の準備が出来次第、DC-DCコンバータを対策品と交換、ハーネスにプロテクターを追加するとともに、エンジン制御プログラムを書き換えるとしている。

DC-DCコンバータの製造工程において、電子基板上のコンデンサに亀裂が入っているものがあるとされているが、どの社で製造されたものだろう。中国以下だ。

<DC-DCコンバータ=助手席下あたりに配置>
DC-DCコンバータ

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