富士重工/PHV車開発へ トヨタが技術協力

人気はいつまでも続くものではない。性能・安全性・スタイルの3拍子が市場に応え続けられるか剣が峰にきている。しかし、コアのスバルファンを増加させたことも間違いなく、期待に応えていく限り、同社の拡大は続くものと見られる。

そうしたなか、富士重工業は、主力市場のアメリカで環境規制が強化されることから、エンジンとモーターで走り家庭用のコンセントでも充電できるプラグインハイブリッド車の開発に乗り出す方針を明らかにした。
発表によると、富士重工業は大手自動車メーカーを対象に環境に配慮した車を一定の台数以上販売することを義務づけるアメリカの新たな環境規制に対応するため、プラグインハイブリッド車の開発に乗り出す。
開発は、トヨタから技術協力を得る形で進め、3年後をめどに市場に投入する予定。
プラグインハイブリッド車は、エンジンとモーターを使うタイプの車で、ハイブリッド車と違って、家庭用のコンセントで充電できるのが特徴。

また、電気自動車よりも航続距離が長いことから、トヨタや三菱自などがすでに発売しているほか、ドイツのフォルクスワーゲンなど海外メーカーも相次いで開発を進めている。
車の環境性能を巡っては、トヨタやホンダが来年にも水素を燃料とした燃料電池車を発売する計画であり、次世代のエコカーを巡るメーカー間の開発競争が一段と熱を帯びてくる。
やはり、PHVの技術協力をトヨタから受けたとしても3年も開発にかかる。

最近のアメリカは、新型車に飛びつく傾向が強くなっている。それだけ、開発期間を短くする必要に迫られており、リコール多発の一因ともなっている。しかし、販売するためには、他社同様に新モデル開発を早めるしかない。また、トヨタのように、ガワタン(外装デザイン)だけ、ニューモデルにすることも興味を引く。

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