ダイハツと坂本工業 樹脂性燃料タンク開発 2キロ削減
ダイハツ工業は軽自動車用の樹脂製燃料タンクを完成した。今後発売する新型車に標準採用するほか、既存車種の改良時に置き換えを進める。
同社の軽で主流となっているガソリン容量30リットルタイプで、約3キログラムに仕上げた。同じ容量の板金製タンクが5キログラムするのに対して、約2キログラム軽量化を図ることができた。
必要な肉厚を確保しながら剛性と衝撃吸収性を両立するため、内部の球面構造やタンク表面の形状を工夫。これにより、肉厚の均一性が実現でき、薄肉化に成功。大幅な軽量化につなげた。
燃料タンクメーカーの坂本工業(株)と共同開発。坂本工業はブロー成形し、燃料ポンプやホースといった周辺部品と組み合わせたユニットとしてダイハツに納入する。坂本工業が軽向け樹脂タンクを製造するのは初となる。
ダイハツは「ムーヴ」「タント」「ミライース」の2輪駆動車で、改良を機に従来36リットルだったタンク容量を30リットルに減らし、軽量化を進めていた。
燃費性能向上に各部品が、グラム単位での軽量化に注力してその効果を積み上げている中、貢献度合いは大きい。
以上、日刊工業新聞参照
商号
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坂本工業株式会社
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所在地
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〒373-0041 群馬県太田市別所町292
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代表
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代表取締役会長 坂本正堂
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代表取締役社長 坂本清和
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事業内容
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吸排気系、燃料系製品の開発・研究・製造・販売
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燃料タンク(金属製/樹脂製)、マフラー、エキゾーストパイプ
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エアークリーナー等
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設立
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1960年8月23日
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資本金
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3億1,156万9,700円
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年商
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475億円(2013年3月実績)
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支社
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新島工場 群馬県太田市新島町111-1
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関連会社
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サカモト機材株式会社
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ELSA L.L.C.(USA)
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プラスティックタンクシステムズ鈴鹿㈱(三重)
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取引先
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富士重工業株式会社様
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本田技研工業株式会社様
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マツダ株式会社様
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三菱自動車工業株式会社様
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トヨタ自動車株式会社様
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ダイハツ工業株式会社様
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日産自動車株式会社様
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澤藤電機株式会社様
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