トヨタ/「RC F GT3 concept」「RC “F SPORT”」発表 ジュネーブショー

LEXUSは、スイス・ジュネーブで3月4日(火)~16日(日)に開催される第84回ジュネーブモーターショーで、新型高性能クーペRC Fをベースにしたレーシングカーのコンセプトモデル「RC F GT3 concept」を初出展する。
LEXUSは、ブランドの根幹にある「お客様の期待を超える驚きと感動を提供し続ける」という想いを実現するには、モータースポーツは欠かせないものであると考えており、今後この分野での活動を更に強化する。

グローバル規模での活動においては、FIA公認の国際レース規格であるGT3に対応した車両を、2015年から供給開始する。
GT3規格の車両が出場できるレースは、欧州のニュルブルクリンク24時間耐久レースをはじめ、国内のSUPER GTやスーパー耐久など数多くあり、これらのレースに参戦する世界中のチームへ車両供給を開始するべく、2014年はテスト走行を行い、FIAが定めるGT3のホモロゲーション取得に向けた車両開発を進めていく。
今回出展するRC F GT3 conceptは、GT3規格にのっとり開発された。エンジンはRC FのV8エンジンをベースとし、最高出力は397kW[540PS]以上に向上。また、車両重量は1,250kgまで軽量化している。
【主要諸元】
車名        :LEXUS RC F GT3 concept
全長(mm)     :4,705
全幅(mm)     :2,000
全高(mm)     :1,270
重量(kg)     :1,250
ホイールベース(mm) :2,730
エンジンタイプ   :V型8気筒
最高出力      :397kW[540PS]以上

<「RC “F SPORT”」>
LEXUSのRC “F SPORT”は、2013年の第43回東京モーターショーにおいて発表したRCのスポーティバージョンとして、ダイナミックな内外装デザインと、LEXUSスポーツの走りのテイストを兼ね備えている。
<主な特長>
▽内外装デザイン
・RC Fから継承した“F”の文字が浮かぶ専用スピンドルグリルは、グリル上部のシンプルなメッシュパターンが下部に向かうにつれ、“F”字型を形成する独自のデザイン
・専用デザインを施した19インチのアルミホイール。切削加工とダークメタリック塗装の2組の10本スポークで構成された立体的な造形が特徴
・2シータースポーツLFAの意匠・機構を受け継ぐ可動式メーターや、パーフォレーション付本革ステアリングホイールとシフトノブなど専用装備を採用
・ボディカラーにはホワイトノーヴァガラスフレークのほか、新規開発のブルー、オレンジ、そして室内色にはダークローズの専用色を設定

▽走行性能
・専用チューニングを施したサスペンションを採用。さらに、ショックアブソーバーの減衰力を最適に電子制御するNAVI・AI-AVSにより、様々な状況に応じた乗り心地と操縦安定性を両立
・RC350 “F SPORT”には、車速やステアリング操作などに基づき4輪のタイヤ切れ角を最適に制御するLHDを設定し、中・高速域での卓越したアジリティ(俊敏さ)や抜群の走行安定性と、低速域での取り回しの良さを実現

あわせて読みたい