GMリコール/35億円(35百万ドル)の罰金の可能性指摘 13名死亡

0301a「シボレー・コバルト」、「ポンティアックG5」、「サターン・アイオン」、「シボレーHHR」の一部車種で、13名が死亡事故しているリコール問題。
全世界でのリコール(回収・無償修理)の対象台数が160万台に達したゼネラル・モーターズ(GM)の点火スイッチ不具合の問題で、GMは米国道路交通安全局(NHTSA)から3500万ドル(約35億7000万円)の罰金支払いを命じられる可能性が出て来たと28日WSJが報じている。

罰金の支払いは、NHTSAがGMの問題原因の特定からリコールまでの時間がかかり過ぎと認定した場合で、GMは27日、今週で2度目となる謝罪を表明、交換部品を早急にディーラーに届けることを約束した。
ただ、実際の修理がいつから始められるかについてはまだ明言できずじまいだった

問題は、何らかの衝撃があるとスイッチが突然切れてエアバッグが開かなくなったり、エンジンが停止するなどして13件の死亡事故につながったとされている。
消費者がこのスイッチの交換要求の車種を広げたため、リコール台数は倍の160万台となった。160万台の内訳は130万台が米国内。

NHTSAは26日、GMが1月に「シボレー・コバルト」と「ポンティアックG5」の一部のモデルのリコールに際して適切な措置を取ったかについて「時系列に則った調査」を始めたことを認めた。
リコール台数が倍増する原因となった新たな対象車種は2003年〜07年製の「サターン・アイオン」や06年、07年製「シボレーHHR」など。

同社の技術者は、衝撃や重いキーチェーンによってスイッチが突然誤作動して切れる問題を04年に把握した。ただ、GMは、NHTSAに今週提出したレポートで初めてこの事実を明らかにした。
GMは27日の声明で「問題がリコールとNHTSAの調査にまで発展してしまったことを大変遺憾に思う。調査には全面的に協力する」と述べた。
リコール対象車種の所有者は、まず3月10日の週にGMから通知書が届く手はずになっている。その後に2回目の通知書が届き、ディーラーでの修理を予約できる。GMは交換部品が4月早々に準備ができると想定しているが、まだディーラーがいつから実際の修理を始められるかについては明らかにできていない。
以上。
潰れる寸前まで行った三菱自動車の事故隠しのようだ。
リコール車はデカイが、日本では中古車でも販売されており、購入には注意が必要だ。

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