日産 ニスモったジューク販売好調 ニスモシリーズ拡大へ

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ジュークをニスモった 「ジュークNISMO」は、本年1月の発売から7月末までの欧州、日本および米国における販売台数が3,700台を超えた。
「ジュークNISMO」は、日産の革新的なクロスオーバーをベースにしたグローバルモデルで、ワクワクをお届けすることを目指した新しいNISMO戦略の下でのラインアップ第1弾。
「ジュークNISMO」に続き、「Z NISMO」も欧州市場で発売となった。
これは、日本では、「フェアレディZ NISMO」、米国では「370Z NISMO」として発売されていたもので、「Z NISMO」は、各市場で「Z」全体の販売台数の15~30%を占めている。

「マーチNISMO」は、NISMOラインアップの第3弾のモデル。本年6月に発表し、納車は12月に予定されているにもかかわらず、すでにたくさんの注文が来ている。

日産は、中期経営計画「日産パワー88」の期間中、少なくとも毎年1モデルという早いペースでNISMOモデルを発売、日産のロードカーのラインアップを拡充していくことをコミットしている。
この中には、日産のパフォーマンスとテクノロジーのフラッグシップである「GT-R」もある。
「GT-R NISMO」の開発は、日本において順調に進んでおり、2014年の発売予定。

「NISSAN GT-R」とNISMOモデルのチーフ・プロダクト・スペシャリストは、「『NISSAN GT-R NISMO』は、パフォーマンスを追求したGT-Rであり、モータースポーツからのフィードバックにより、真のパフォーマンスを求める方向けのクルマに仕上がる予定で、開発が順調に進められているという。

ニスモは、世界耐久選手権などの最高レベルのGTカー、スポーツカーのレースに参戦する。日本では、今シーズン、SUPER GTで史上初の3年連続の年間チャンピオンを目指している。

またニスモは、プライベートチームへのエンジン供給にも力を入れており、2013年のル・マンでは、22台のLMP2車両のうち、上位5台も含む15台が、ニスモがチューニングを行った日産VK45DE V8エンジンを搭載していた。
来年のル・マンでは、ニスモは「ガレージ56」枠に「「ZEOD RC」(Zero Emission On Demand Racing Car)で参戦する予定。

日産とニスモは、レースカーだけではなく、レースドライバーの革新も行っていく。日産は、GTアカデミーを通じて、バーチャルの世界のレースゲームのドライバーを実際のレースドライバーに転身させた。

ニスモの最近のレースにおける実績は以下の通り。
1、2012年、ニスモは、「NISSAN GT-R」のレースカーを開発し、SUPER GTでドライバー、チームともに年間チャンピオンを獲得。

2、2013年ル・マン24時間レースでは、日産エンジンを搭載したLMP2車両が、クラストップ5を独占。

3、2013年ブランパン耐久シリーズPro-Amクラスに参戦したNISSAN GT-R NISMO GT3が、シルバーストーンで優勝し、GTアカデミーの卒業生だけでチームを組んだスパ・フランコルシャンでは3位を獲得した。

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