7月のアメリカの自動車販売 14.0%増の2桁増

アメリカの7月の新車販売台数は、景気の緩やかな回復を背景に、引き続きピックアップトラックなど大型車の販売などが好調だったことから、前年同月比14%の増加となり、7月としては7年ぶりの高い水準となった。
アメリカの調査会社オートデータによると、7月のアメリカの新車販売台数は、前年同月比14.0%増の131万5194台となり、7月としては2006年以来7年ぶりの高い水準となった。
これは、燃費の良い小型車への買い替え需要が続いていることに加えて、アメリカの景気の緩やかな回復を背景に、アメリカのメーカーが得意とする大型車の販売も好調だったため。

主要なメーカーの7月の自動車販売指数(前年同月比)
GMゼネラル・モーターズが16.3%、
フォードが11.3%、
クライスラーが11.1%
トヨタ自動車が17.3%
ホンダが20.9%、
日産自動車が10.9%
と日本勢も好調に売上台数を伸ばした。
ただ、伸ばしすぎると、TPPでの事前の日米通商会議で、米自動車業界が表明している日本車の関税向こう30年間凍結が現実味を帯びてくる。なにせアメリカに対しては弱腰・へっぴり腰の土下座外交を続けている日本だから(米自動車業界にとって、日本車のアメリカ販売車の生産基地のほとんどがアメリカ含む北米にあるなど関係ない話)。

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