高性能ブレーキ搭載のトミーカイラZZ発表 0⇒100キロ3.9秒/GLM

京都大学発のEV(電気自動車)メーカー「GLM(株)」は、ブレーキ製造大手の「日信工業(株)」(長野県、ホンダ2輪と4輪に採用)と共同で、車の制動力を向上させるブレーキ系の高性能部品を実装した電気自動車「トミーカイラZZ」を、「東京モーターショー2017」(会場:東京ビッグサイト、期間:10/27~11/5)で、初披露する。
スポーツEV「トミーカイラZZ」に新しく実装するのは「6ポットブレーキキャリパー」で、ブレーキパッド(摩擦材)を制御する部品。

部品は、ブレーキ製造大手の日信工業が、トミーカイラZZに実装できるよう設計、開発。
新開発の対向ピストンタイプのブレーキキャリパーは、安価なボルト等で組み合わせる分割式の構造ではなく、アルミを一体成型、加工が難しいモノブロック(一体鋳造)構造を採用。分割式に比べ大幅に剛性を高めるとともに、小型化(W300mm×H82mm×D161mm)と軽量化(3,800g)を実現した、高性能モデル。
また、摩擦材の材質にNAO(ノンアスベストオーガニック)材を使い、環境にも配慮している。
高い剛性を誇るので、同車の特長である異次元の加速に対して、ブレーキをより自在に操れる。
ストリートからサーキットまで様々なシーンで、加速と減速のメリハリのある走行をさらに楽しめる。
色は足元の映える赤で、ボディの正面に「Tommykaira」の白字ロゴを入れている。

オリジナルキャリパーは、「トミーカイラZZ」の正規代理店である「GTS(株)」(京都府京都市)が、ディーラーオプション製品として販売する方針。
価格はブレーキローター等を含む、前・後輪のフルセットで100万円程度を想定しており、年内の販売開始を計画している。
既存の「トミーカイラZZ」は税別800万円。
以上、

EVでは、エンジンはなくなるが、エンジンやエンジン部品メーカーは今後大変だが、ブレーキ等の制御装置はますます重要になる。

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