トヨタ 「プリウスPHV」投入 68.2キロ/ℓ  中国のEV販売数は偽証か

トヨタは15日、全面改良した新型のプラグインハイブリッド車(PHV)「プリウスPHV」を発売した。ガソリンを使わない電気自動車(EV)モードで走れる距離を、現行の2倍超の68.2キロに伸ばすなど環境性能を大幅に高めた。
新型車は、電気モーターのみでの最高速度も時速100キロから135キロに引き上げた。
家庭で充電でき、急速充電器を利用すると、約20分間で8割程度まで充電できる。
一部のモデルは、オプションで屋根に太陽光パネルも搭載できる。
ハイブリッド車(HV)として走行した場合の燃費は、ガソリン1リットル当たり37.2キロだという。
以上、
最近、後手後手のトヨタ、久しぶりの朗報はヤリス(=ヴイッツ)WRCの第2戦での優勝だろうが、肝心の販売は、国内では日産勢に頭をとられるわ、米国でも中国でも低迷を続けるわ、情けない状態が続いている。

<スズキとの連携強化>
早期にスズキを買収し傘下に入れるか、事業提携を本格化させ、今後急拡大するインド市場を両ブランドで攻略するしかないだろう。インドでは、小型車はスズキに任せ、1600cc以上~中型車(2000cc超)をトヨタが安価に造るスズキのノウハウを取り込み現地生産し、相乗効果を生かして販売すれば、インドでの市場シェアを拡大することができるだろう。一部、スズキブランドで販売しておもしかろう。スズキの希薄地帯ではトヨタがスズキ車を販売することも可能だろう。

<中国EVの実態>
すでに中国では、進出のメーカーにEVを一定数量生産することを要求している。ただ、中国ではEV車が、昨年40万台も販売されたという。しかし、実際走っているのは僅かだという。

新興自動車メーカーが、高額補助金狙いで、ガラクタEVを製造し、販売したように見せかけ、補助金もらったら、せっせと解体屋へ直行させ、高い電池を取り出し、またその電池を取り付けて補助金をもらうという中国らしい商売が大繁盛していたという。

ところが、当局から摘発されたことから、当局が審査を厳密化させたところ、1月の販売台数は、なんと前年同月比▲67.8%減の4,978台しか売れなかった。PHVも補助金狙いが暗躍し、▲89.5%減の704台だった。
1月の自動車販売は春節との関係もあり、乗用車の販売が落ち込んでいるが、それでも▲1.1%減の221.82万台だった。
環境車の落ち込みは異常過ぎだろう。どんなにひっ転んでも・・・。
中国汽車工業協会も中国国家統計局同様イカサマしていた可能性もあるが、・・・・

因みに、中国の2016年のEV販売台数は、前年比65.1%増の40.9万台、PHVは同17.11%増の9.8万台だった。中国政府は急増するEV用に、充電スタンドを増加させるように指示していたが、どうなることやら・・・。
これでは、習さんも李さんも参った参っただろう。

今年の販売台数が思いやられるが、技術力もなく下手にリチウム電池を取り付けたら、まさしく火の車になる。

現行プリウスはニッケル水素電池とリチウム電池車を用意している。
(リチウム電池は容量が大きく走行距離を伸ばすことができるとされているが、ニッケル水素電池も技術の進歩で、リチウム電池は大量生産で値下がりし、価格差や性能差はほとんどなくなっているという。安全性ではニッケル水素電池がリチウム電池より安全)

プリウス

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