米自動車販売 2016年過去最高更新 0.4%増の1755万台

調査会社オートデータによると、アメリカで昨年1年間に販売された新車台数は、景気の回復が続いていることやガソリン価格が安い水準で推移したことを背景に、前年より0.4%増えて1755万351台となり、2年連続で過去最高を更新した。

これは、雇用情勢が改善し景気の回復が続いていることや、ガソリン価格が安い水準で推移しSUV=多目的スポーツ車やピックアップトラックといった比較的大型の車の売れ行きが好調だったことによる。

このうち、日本メーカーは、販売台数3位のトヨタ自動車が前年より▲2%減少したものの、5位のホンダは3.2%、6位の日産自動車は5.4%それぞれ増加した。

一方、販売台数首位のGM=ゼネラル・モーターズは▲1.3%減少、2位のフォードは▲0.1%減少した。

ことしの見通しについて、メーカーの多くは、堅調な販売が続くと予想している一方で、好調な販売は大幅な値引きに支えられている側面もあることから、需要は頭打ちになっているという見方が増えている。

以上、

トヨタはプリウスがガソリン価格の低迷で不発に終わり、米国で絶好調となっているSUVはラインアップが少なすぎ・新発売品が少なく、相変わらずセダン中心の攻めがマイナスとなった最大の要因となっている。セダン型スポーツ車やHVに固執する社長の責任。

今年は、トランプが、メキシコとの自由貿易協定を見直すとし、すでにGMに対して高い国境税を課すと言明しており、その影響は日本勢の各メキシコ工場産に及ぶ。

C―HRがアメリカで受け入れられれば、爆売上台数となろうが、ゴテゴテ感満タンの同車が受け入れられるかどうかは不明、中国対応と見られるダウンサイジングエンジンもアメリカでは必要あるのか不明。VWの不正に見られるダウンサイジングエンジンはいまさらという感もある。学生向けではあるまいし、それにしては価格は高い。

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