北米でボルボ2倍増に・GM中国逆輸入車販売へ

スウェーデンに本社を置くボルボ・カーは中国企業。2010年8月に米フォード傘下から中国・浙江吉利控股集団傘下に入った。吉利による買収から5年が過ぎたにもかかわらず、「中国ボルボ」になったが、本社に中国人は一人もいなかったという。

ボルボのホーカン・サムエルソン最高経営責任者(CEO)は「中国の大株主たちは、ボルボの価値を認め、多大な投資をしている」と語った。
ボルボの経営陣たちは「年間46万台の生産台数を6年以内に2倍に増やす」「米国市場を大々的に攻略する」「5年以内に全ての車種を新車に替える」「(既存モデルと)99.99パーセント違った車をつくる」などの方針を打ち出している。
「スウェーデンボルボ」が、中国企業が買収したボルボが2桁成長を遂げ、米国市場でも成功すれば、市場の奪い合いになる。

先日、GMは、中国山東省で生産したスポーツタイプ多目的車(SUV)「ビュイック・エンビジョン」を逆輸入し、米国などの北米市場で来夏から発売すると発表している。価格競争力に品質まで備えた「メード・イン・チャイナ」の車が米国を攻略することになる。また、ボルボは5月から、中国四川省の成都で生産したセダン「S60」を米国に輸出して販売している。
以上、

メイド・イン・チャイナが大手自動車メーカーから出されるのは何も自動車だけではない。中国は世界の工場として、DELLやアップル、ナイキ・アディダス、IKEA製品など世界中に中国製はすでに蔓延している。今後、自動車もその一つになってくる。そのためにボルボを中国企業が買収したものだ。

あわせて読みたい