日本のSUV車 in パリ  スズキ ビターラ、トヨタ C-HR コンセプト

トヨタ自動車、独フォルクスワーゲン(VW)、米ゼネラル・モーターズ(GM)の自動車メーカー「新ビッグ3」のつばぜり合いが激しくなってきた。
首位トヨタはVWの牙城の欧州で開幕したパリ国際モーターショーで、初の小型スポーツ用多目的車(SUV)を出展、存在感をアピールする。
一方、VWは年内の世界販売1000万台超えを射程に入れ、GMとVWは中国で大型投資に踏み切り、“王座”の行方は流動的。

開催中のパリ国際モーターショー。トヨタは、従来のラインアップになかった小型SUVのコンセプトカー「C-HRコンセプト」を世界初公開した。
欧州はSUVの人気が高い。C-HRは性能を高めた新型ハイブリッドシステムを採用、市販は未定だが、2016年に投入されるとみられる。

トヨタは世界№1の大市場である中国を攻略しない限り、世界第1の販売台数は危ういが、日中の政治問題が絡んでいる間に、ドイツ勢が強固なブランド化に成功しており、日本勢は地道にいくしかない。豊田社長が言うように台数だけ追っかけてもいずれ波もあり、欧州勢によるエコカー追撃進撃もあり、性能を磨いた方がベストだろう。ただ、開いた口のスタイリングはどうにかならんのかなぁ。
アメリカは、大量消費を相変わらず美徳とし、ピックアップトラックの全盛時代となっている。しかし、SUV車も売れ出しており、日本車の今後が注目される。

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