日産マーチ・ノート・ラティオの計11万5千台リコール 火災も

日産は4日、次のとおり国交省へリコールの届出を行った。

1、不具合の部位(部品名) ①始動装置(スターターモータ)、②制動装置(アッパースプリング)
2、基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:
(1)アイドリングストップ無し車のスターターモータにおいて、モータコイルとシャフトの嵌合力が不足しているため、始動時の入力によってモータコイルがずれるものがある。そのため、そのまま使用を続けると、ブラシが変形して始動不良となり、最悪の場合、ブラシホルダが破損し、ショートして発火するおそれがある。
(2)後輪ブレーキのアッパースプリング製造工程において、治具の形状が不適切なためスプリングに傷がついたものがある。そのため、そのまま使用を続けると、当該アッパースプリングが折損し、最悪の場合、ブレーキを解除しても制動力が完全に解除されないおそれがある。
3、改善措置の内容
(1)全車両、当該スターターモータを対策品と交換する。
(2)全車両、後輪ブレーキの製造日を確認し、対象の場合は当該アッパースプリングを良品と交換する。
4、不具合件数:(1)29件、(2)211件 /事故の有無:(1)火災3件、(2)無し
5、対象車両:計4 型式、計3車種:ノート、マーチ、ラティオ
7、製作期間の全体の範囲:平成22年6月25日~平成26年4月15日
7、リコール台数:計115,774台 、(1)54,589台、(2)63,805台

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