日産 リコール/エルグランド12万台 触媒装置不良でエンジン停止

日産自動車は12日、 触媒装置の不良でエンジンが停止するおそれがあるとして、「エルグランド」約12万台をリコールすると、国交省へ届け出た。

<内容>
1、不具合部位: 一酸化炭素等発散防止装置(触媒)
2、基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:

エンジン制御コンピュータのプログラムが不適切なため、エンジン高回転時からのアクセルオフによる減速時にエンジンの吸入空気量が不足することがあり、燃料がエンジン内で燃焼せず排出され、前側の排出ガス浄化触媒で燃焼することで触媒内部が高温になり、触媒が破損することがある。このため、破損した触媒の破片により異音が発生し、また、後側触媒に詰まると加速不良となり、最悪の場合、エンジン不調後にエンストすることがある。
3、改善措置:
全車両、当該エンジン制御プログラムを対策仕様に修正するとともに、触媒の損傷状態を点検し、異常がある場合は触媒(4個)を新品と交換する。

4、不具合件数:568件、事故の有無:なし

5、リコール対象
製作期間:
平成14年4月10日~平成18年11月2日
車種:「エルグランド」 1車種4型式
リコール合計: 121,865 台。

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