自工会/7月の自動車生産台数▲1.7%減11ヶ月ぶり 輸出0.1%増 8ヶ月ぶり増加

■2014年7月の四輪車生産台数
7月の四輪車生産台数は894,742台で、前年同月の910,246台に比べて15,504台・▲1.7%の減少となり、11ヶ月ぶりに前年同月を下回った。春の新車攻勢の受注残の消化が6月までに一巡したこと、消費税増税前の販売増の反動が、減少要因として挙げられる。

7月の車種別生産台数と前年同月比は次のとおり。

1.乗用車757,523台で18,481台・▲2.4%の減少となり、11ヶ月ぶりマイナス。このうち普通車は436,358台で995台・0.2%の増加、小型四輪車は160,751台で19,469台・▲10.8%の大幅減少、軽四輪車は160,414台で7台・▲0.004%の小幅減少。

2.トラック-123,154台で1,333台・1.1%の増加となり、13ヵ月連続のプラス。このうち普通車は56,231台で1,623台・3.0%の増加、小型四輪車は29,158台で1,605台・5.8%の増加。軽四輪車は37,765台で1,895台・4.8%の減少。

3.バス-14,065台で1,644台・13.2%の増加となり、2ヵ月連続のプラス。このうち大型は853台で70台・8.9%の増加、小型は13,212台で1,574台・13.5%の増加。

7月の国内需要は460,260台で、前年同月比▲2.5%の減少であった。
(うち乗用車391,375台で前年同月比▲2.6%の減少、トラック67,859台で同▲2.0%の減少、バス1,026台で同14.1%の増加。)

■2014年7月の自動車輸出実績
<四輪車>
(輸出台数)
当月の四輪車輸出台数は414,273台で、前年同月の413,898台に比べると375台、0.1%の増加となり、8ヵ月ぶりに前年同月を上回った。
なお、6月の四輪車輸出台数は390,915台で、前年同月の407,317台に比べると16,402台、▲4.0%の減少となり、7ヵ月連続で前年同月を下回っていた。

車種別内訳は、
乗用車  355,272台(内KD車16,252台) 前年同月比 8,000台 2.2%減
トラック 43,315台(内KD車18,844台)     〃     4,935台 12.9%増
バス   15,686台(内KD車2,764台)      〃     3,440台 28.1%増
であった。
(輸出額)
輸出金額は、車両分97億1,142.5万ドル、部品分34億440.3万ドルの総額131億1,582.8ドルとなり、前年同月の127億1,308.5万ドルに比べると4億274.3万ドル、3.2%の増加であった。
海外販売が好調な日本の自動車メーカーであるが、その殆どが海外生産により販売増を果たしており、国産車の輸出は8ヶ月ぶりの増加となっている。富士重工がアメリカ販売好調でカンバっているのだろう。ホンダは特に、日本での生産や市場を殆ど重要視していない。軽でも売れりゃいいやという程度のものとなっている。

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