燃料電池車の購入補助200万円超想定 予算化 トヨタFCV 500万円前後の販売価格へ
経産省は、次世代のエコカーとされる燃料電池車を普及させるため、消費者などが購入する際に車1台当たり200万円以上を補助する費用を来年度予算案の概算要求に盛り込む方針を固めた。
水素と酸素を反応させて発生した電力で走る燃料電池車を巡っては、トヨタが今年度内に700万円程度で一般向けに発売すると発表したほか、ホンダや日産自動車も発売を計画している。
この燃料電池車を普及させるため、経産省は、消費者などが購入する際に1台当たり200万円以上を補助する費用を、来年度予算案の概算要求に盛り込む方針を固めた。
また、水素を充填するステーションの運営費を、1ヶ所当たり年間で2000万円程度、補助するためなどに必要な費用として110億円を要求するほか、海外の安価な石炭などから水素を作って日本に輸送する実証事業を行う費用として、38億円を要求する方針。
経産省は、今年6月、燃料電池車の価格を、2025年ごろまでにハイブリッド車と同じ水準まで引き下げることなどを盛り込んだ工程表をまとめていて、来年度から、将来の水素社会の実現に向けた取り組みを本格化させたいとしている。
以上、
500万円くらいで購入できそうだが・・・・
次世代自動車がEVなのFCV(燃料電池車)なのか、動向が定まらない中、見切り発車のようだ。日本の自動車会社はすでに日産・三菱などがEV車を販売しているものの、充電ポストと充電時間に難題があり、なかなか普及しないのが現実だ。
政府は、ガソリンスタンドに新たに水素タンクを設置させるのだろうか。ガソリンスタンドは石油会社や系列化の会社が設置しており、石油会社も難儀だろう。しかし、EV・FCVのどちらかに転ぶことは間違いない。水からも分離できる水素の価格が、ガソリン価格と同様ではシャレにもならない。海水から分離して、副産物としてマグネシウムを抽出、次世代金属のマグネシウム合金でも生産すれば面白いだろうが・・・。