クライスラーも点火スイッチ問題でGEEP79万台リコール コマンダーとチェロッキー

クライスラーは22日、エンジンの始動装置の不具合で、スポーツ用多目的車(SUV)「ジープ」の2車種約79万2300台をリコール(回収・無償修理)すると発表した。
発表によると、対象車は北米を中心に販売された2006~07年型モデルの「ジープ・コマンダー」と05~07年型モデル「ジープ・グランド・チェロキー」。イグニッションキー(点火スイッチ)が運転手の膝に当たるなどすると、走行中にエンジンが切れたり、エアバッグが作動しなかったりする恐れがあるという。

クライスラーはリーマンショックで完全に行き詰まり、現在は実質イタリアのフィアット傘下。株主は全米自動車労働組合(UWA)が55%、フィアットが20%、アメリカ政府が8%、カナダ政府が2%となっている。
景気のよいアメリカでは、同社のピックアップトラックやSUVが売れている。

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