マツダCX-5の自動ブレーキ試乗会でフェンス激突 骨折と捻挫/埼玉深谷

10日午後1時頃、埼玉県深谷市山河の自動車販売会社マツダオートザム店駐車場で行われた、自動ブレーキ機能が付いたCX-5の自動ブレーキ試乗会で、車がフェンスに衝突し、運転していた一般客の会社員が首を捻挫、助手席に乗っていた従業員が右腕を骨折するという事故があった。
この自動ブレーキ体験会は、自動車に付いたセンサーが、前方の障害物を感知して自動的にブレーキがかかるというものであったが、実際の走行では、発車地点から約7メートル前方に吊るされたウレタンマットの前で停止せず、約6.6メートル先にあった金網フェンスに衝突した。

マツダによると、センサーが感知できるのは時速4キロ~30キロの範囲内という。しかし、駐車場内という会場で、発車地点から7メートル先では、暴走でもさせない限り、30キロ超のスピードには至らず、センサーおよびブレーキ制御システムの問題が大きいと思われる。

もしも、スピードに問題があったならば、試乗体験会では、マツダ側がスピードについて、一般客に周知徹底して搭乗させるべきである。
また、センサーやブレーキシステムに問題があったのならば、根本的な問題解決が必要となる。センサーやブレーキシステム制御に安価な中国製の集積回路でも使用していたら、これまた大問題となろう。
エアバックは機能しなかったのだろうか?

安全にかかわることであり、自動ブレーキは、お年寄りのコンビニやスーパーへの突っ込み事件防止用のあくまで補助的なものとし、一般人は依存してはならないものだろう。ましてや、制御できるスピードが4キロ~30キロの範囲内では、駐車場や団地内・渋滞時のゆっくりモードのスピードである。

前方もそうだが、前方へ進むべきところ、高齢者が間違ってバックに入れ、それもふかし、コンビニやスーパーへ突っ込む事件が多発している。特に高齢者に多く、店舗内の犠牲者も出ている。
前方より、バックの方がこうした補助ブレーキ機能は大事ではなかろうか。障害物があった場合、バックでは電源が走らないシステムに(解除システムも必要だが)。
メーカーとしては、渋滞時の追突事故を想定しているのだろう・・・。

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