10月の自動車販売台数17%増 軽過去最高記録

10月の国内新車販売台数は、2ヶ月連続で前年実績を上回った。軽自動車の販売が10月として過去最高となり、軽自動車以外の「登録車」も2ヶ月連続で増加した。
各社の新型車が好調に推移しているほか、エコカー補助金終了の反動減が一巡。消費増税前の駆け込み需要も徐々に出始めているとみられる。
自販連と全軽自協が1日まとめた10月の新車販売台数は、前年同期比17.3%増の42万1670台。

<自動車登録車はホンダが大幅増>
新型車が、好調に推移したほか、前年9月後半に補助金切れで販売が失速したことによる反動増もある。
ブランド別では、9月初めに小型車「フィット」の新モデルを発売したホンダが90.0%増となり2ヶ月連続で前年同月比プラスとなった。
トヨタは、ハイブリッド車(HV)の販売が好調。同11.1%増と2ヶ月連続で前年実績を上回った。
一方、日産自動車は、同2.2%減で2ヶ月連続のマイナスとなった。これまで好調だったノートが、トヨタとホンダの小型車ハイブリッドの谷間に落ちてきている。

<軽自動車は10月として過去最高>
一方、軽自動車販売は、前年同月比17.4%増の15万7083台となり、4ヶ月連続で前年実績を上回った。各社とも、新型車が好調に推移している。
主要メーカー別では、
スズキが同19.1%増の4万9,415台、
ダイハツ工業が同1.4%増の4万4,973台、
ホンダが同14.4%増の2万7,328台。
6月に新型車を投入した日産自動車は同74.7%増の1万7,068台
三菱自動車工業は同37.6%増の6,530台。

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