トヨタ リコール/ハリアーHV・クルーカーHV インバータ不良

トヨタは9月4日、ハリアーHV・クルーカーHVで、インバータの不良からエンストのおそれがあるとして、リコールを国交省に届け出た。

1、不具合の部位(部品名): 電気装置(DC-ACインバータ)
2、基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:
ハイブリッドシステムの電力変換器(DC-ACインバータ)において、モータを制御する回路上または発電機を制御する回路上の素子間にばらつきがあると、素子温度が上昇して放熱用半田の許容温度を超え、放熱用半田および素子が損傷することがある。そのため、警告表示が出て走行不能となることがある。最悪の場合、高電圧系統の電流が制御系回路に流れ、電源回路のヒューズが切れて警告表示が出ることなく走行不能となるおそれがある。
3、改善措置の内容: 全車両、当該電力変換器のモジュールを対策品と交換
4、不具合件数  13件  事故有無  なし
5、リコール対象車両:ハリアーHV・クルーカーHV
6、製作期間: 平成17年 2月23日~平成23年 6月17日
7、リコール合計台数:15,332台

なお、世界でのリコール台数は2車種20万台。
クラウンなどの5車種でも世界で16万9千台のリコールが発表されている。

あわせて読みたい