5月アメリカ自動車販売市場好調 ピットアップトラックが牽引

アメリカの5月の新車販売台数は、景気の回復傾向を受けてピックアップトラックなどの大型車の販売が好調だったことなどから、前年に比し8.2%増となり、5月としては6年ぶりの高水準となった。年間算数も1,530万台となった。
アメリカの調査会社・オートデータによると、先月のアメリカの新車の販売台数は144万4,626台、前年同月比8.2%増、5月としては2007年以来6年ぶりの高い水準となった。

これは、燃費のよい小型車への買い替え需要が続いていることに加えて、景気の回復傾向を受けて、アメリカの自動車メーカーが得意とするピックアップトラックなどの大型車や高級車の販売が好調だった。
ピックアップトラックは、昨年末から売れ始め、住宅市場の回復、比較的安定した価格、これまで満たされていなかった需要が販売を大きくしている。

アメリカの大手3社のピックアップトラックは、
フォードのFシリーズの販売台数は31%増。
GMのシボレー・シルバラードは25%増。
クライスラーのラムは22%増と大幅に増加している。

アメリカ大手3社の販売状況は
GM=ゼネラル・モーターズが3.1%増、市場シェアは18.4%から17.5%と0.9ポイント下落。
フォードは14.1%増、市場シェアは16.2%から17.0%と0.8%拡大。
クライスラーは11%増。

日本のメーカーは、
トヨタ自動車が2.5%増、
ホンダが4.5%増、
日産は24.7%増の大幅増

アメリカの新車の販売は24ヶ月連続で前年を上回る状況が続き、日本とアメリカのメーカーの販売競争は激しさを増している。

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