RJCカーオブザイヤー 日産「セレナ」選定 技術「プロパイロット」のW受賞

自動車評論家らでつくる日本自動車研究者ジャーナリスト会議(RJC)は15日、今年の「RJCカーオブザイヤー」に日産のミニバン「セレナ」を選んだと発表した。日産の受賞は4年ぶり6回目となる。
セレナは、8月に新型モデルが登場し、高速道路の同一車線での自動運転機能を搭載している。高度な運転支援技術を比較的安いモデルで実現したことなどを評価した。
セレナに次いで評価されたのは、10月下旬に新型モデルが発売された富士重工の主力車「インプレッサ」。
輸入部門では、ボルボ・カー・ジャパンの「ボルボ XC90」が選ばれた。
技術部門では、日産のセレナに搭載された自動運転技術「プロパイロット」が選出されている。

<セレナに搭載された同一車線自動運転技術「プロパイロット」>設定車とオプション車のみ
新型セレナには、ミニバンクラス世界初となる同一車線自動運転技術「プロパイロット」を採用している。ただし、グレード別設定またはメーカーオプションとなっている。
「プロパイロット」は、高速道路などの自動車専用道路において、ドライバーが設定した車速(約30~100km/h)を上限に、先行車両との車間距離を一定に保つよう制御することに加え、車線中央を走行するようにステアリング操作を支援し、ドライバーの運転をサポートする。また、先行車両が完全停車した場合、システムが自動的にブレーキをかけて停車するとともに、ドライバーがブレーキを踏むことなく停止状態を保持する。更に、先行車両が発進した際は、ドライバーが簡単な操作をするだけで、追従走行を再開する。これにより、高速道路の渋滞走行や長時間の巡航走行時に感じていたストレスを大幅に低減し、今まで以上に家族全員でロングドライブを楽しめるミニバンを実現している。

価格は2,316,000円(MR20DD-B)~3,176,280円(ハイウェイスタープロパイロットエディション)
人も検地する緊急自動ブレーキ、プロパイロット、半分の高さでも止められるハッチゲート
売れ筋型の価格はトヨタのVOXYを意識した設定になっている。

セレナの特徴は、(トヨタのVOXYとの違いから)
1、人も検地する緊急自動ブレーキ(VOXYは車両感知対応だけ)
2、長距離高速走行や渋滞対応のプロパイロット(ただし、設定車やオプションのみ、VOXYはクルーズコントロールが付いている型はあるが、渋滞対応走行はしない)、
3、半分の高さでも止められるハッチゲート(上に上がり高い、雨降りや小用に便利)などなど。
4、燃費は、ガソリン車では8%ほどセレナ(17.2k)の燃費効率がVOXY(16k)より優れている。ただし、価格は高くなるがVOXYにはハイブリッド車(23.8k)が用意されている。
  VOXYの価格は2,284,691円(X)~3,106,473円(ハイブリッドV)
 (詳しくはメーカーのカタログ参照のこと)

セレナ

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