NSX 日産8台のフル生産体制 世界受注好調2年分抱える
ホンダは10日、「NSX」について、10月末からフル生産し、日本など世界各国へ輸出する。
世界から殺到している受注に対応するため、10月末に1日の生産台数を量産当初の2倍の8台まで引き上げ、年産1500台を計画。10月末までの世界出荷は北米を中心に326台にとどまっている。
NSXの生産は、米オハイオ州に7千万ドル(約74億円)を投じて新設した専用工場で4月に開始。今注文しても納車は2年先だという。
生産工程では、平均20年の勤務経験があるベテランから選抜された約70人を核に、約100人が、繊細な組立工程をほぼ手作業で行い高品質を確保している。
生産工場は、7千万ドル(74億円)を投じた米オハイオ州メアリーズビルの専用工場、車体骨格の溶接から塗装、組み立てまで一貫生産している。
1月から1日数台の少量生産を始め、これまで4台だったが、10月末からフル生産体制に入り、1日に8台のペースだという。
NSXは、1990年発売の初代が生産終了後、今年8月に復活させた。新型はハイブリッド車で、モーターを細かく制御して、速度を保ちつつなめらかにカーブを曲がれるのが特徴。価格は2370万円。日本での販売は年100台ほどの見通しで、約200台の予約があるという。来年2月から納車が始まる。
(生産工場は米国、円高で少し値を下げてもよさそうだが、受注好調につき、知らんふりのようだ。まあ、最近また円安に転じてもいるが・・・)
※スマホ横持推奨
新型NSXのスペック
|
|
全長×全幅×全高
|
4,470mm×1,940mm×1,215mm
|
定員
|
2人
|
ホイールベース
|
2,630mm
|
車両重量
|
1,725kg
|
駆動方式
|
4WD(SH-AWD)
|
エンジン
|
3.5リッターV型6気筒DOHC・ツインターボ
|
冷却に、ラジエーター3基、インタークーラー2基、空冷式熱交換器10基、9速DCT用熱交換器2基採用
|
|
最高出力
|
500ps/6,500-7,500rpm
|
最大トルク
|
550Nm/2,000-6,000rpm
|
トランスミッション
|
9速デュアルクラッチ
|
フロントモーター出力
|
(2基)36ps+36ps/4,000rpm
|
フロントモータートルク
|
(2基)73Nm+73Nm/0-2,000rpm
|
リアモーター出力
|
(1基)47ps/3,000rpm
|
リアモータートルク
|
(1基)148Nm/500-2,000rpm
|
システム総合出力
|
573ps
|
システム総合トルク
|
645Nm
|
最高速度
|
307km/h
|
サスペンション
|
前:ダブルウィッシュボーン式/後:マルチリンク式
|
ブレーキ
|
F 6ピストン/R 4ピストン カーボンセラミックブレーキ
|
タイヤサイズ
|
前:245/35ZR19/後:305/30ZR20
|
納車開始時期
|
2017年2月(日本)
|