世界一に暗雲 VW部品不足 「ESオートモビルガス」と対立 変速機部品メーカー

昨年に続き上半期世界一の売上台数を誇ったフォルクスワーゲン(VW)が、同社の主要工場であるウォルフスブルク工場で働く1万人超の勤務時間を短縮することを検討している。ほかに、カッセルにある変速機生産施設とツヴィッカウの組立工場でも生産能力を削減する考えだと同社関係者が明らかにしたと報じられている。

 

VWは17日、変速機部品メーカーのESオートモビルガスが変速機の生産に必要な部品の納入を凍結したことを受け、ウォルフスブルク工場で主力の「ゴルフ」の生産が影響を受けていることを明らかにした。

ESオートモビルガスを率いる企業連合とVWの間で法的な争いが生じていることに言及している。

VWは、従業員の勤務時間短縮によって、部品不足の問題に対処する可能性はあるとしつつも、決定には至っていないとしている。

以上、ロイター参照

 

VWは(2016年)7月、前年同月比▲1.8%減の449,100台だった。

ドイツでは▲12.6%減の56,958台、

フランスでは▲22.1%減の9,362台、

イギリスでは▲9.4%減の14,038台、

イタリア▲8.1%減の9,706台、

アメリカ▲8.1%減の28,758台と軒並み販売主要国で販売台数を落としている。こうした部品問題の影響があるのかは不明。

ただ、中国では独系(ほとんどVW)は29.5%増の318,300台だった。

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