いすゞと日野がトラックの自動運転技術を共同開発へ
いすゞ自動車と日野自動車は商用車の自動運転技術を共同で開発する。複数台のトラックが連なって走る隊列走行に必要なシステムの実用化を目指す。
トラック運転手の人手不足が慢性的に続き、将来的に不可欠な機能になると判断した。
独ダイムラーなど同様の技術に取り組む海外勢に対抗し、国内2社で協力して先行したい考え。
共同開発するのは、自動運転の実用化に必要な基礎技術となる「高度道路交通システム(ITS)」。中でもトラックの自動運行に必要なシステムを、ライバル関係にある両社が共同して開発を目指す。
ITSは日本においては、以下の9つの開発分野に分けるシステム分類がある。
1、ナビゲーションシステムの高度化:VICS
2、自動料金収受システム:ETC
3、安全運転の支援:
AHS(高速道路を中心とした安全運転の支援システム)
DSSS(一般道路を中心とした安全運転の支援システム)
先進安全自動車(ASV、車両を中心とした安全運転の支援システム)
4、交通管理の最適化:
UTMS(交通信号機を核とする警察版のITS)
駐車場案内システム
5、道路管理の効率化1
6、公共交通の支援:
PTPS(公共車両優先システム)
TDM(交通需要マネジメント)
IMTS (磁気誘導式鉄道とも呼ぶ。法的には鉄道扱い)
デマンドバス
パークアンドライド
7、商用車の効率化:共同配送、ロケーション管理システム
8、歩行者等の支援
9、緊急車両の運行支援