テスラ 3.5万ドルの『モデル3』公開 1充電なんと346キロ走行

アメリカの電気自動車メーカー、テスラモーターズは価格を今の主力モデルの半額に抑えた新型車を公開し、電気自動車の普及にはずみをつかせる計画。
テスラモーターズが公開したのは「モデル3」と名付けた5人乗りの新型車で、2017年末にも発売する計画。
価格は、今の主力モデルの半額に当たる3万5000ドル(約390万円)で、日産のEV「リーフ」とほぼ同価格帯だが、1充電で走ることができる距離は、アメリカの測定方法でリーフの2倍以上の346キロだという。

アメリカ国内のテスラの販売店では、新型車を予約しようと開店前から長い行列ができているといい、テスラによると、ネット予約を含めた受注台数は、すでに11万5000台に達しているという。
これはアメリカで昨年販売された電気自動車の台数約6万6000台を大きく上回り、電気自動車としては異例の受注ペースとなっていて、電気自動車の普及にはずみがつくものになっている。
スペースX社なども持つイーロン・マスクCEO(最高経営責任者)は「テスラの使命は世界が持続可能なエネルギーに移行するのを後押しすることだ」と述べ、価格を抑えた新型車の投入で電気自動車の販売を加速させたいという考えを示している。

テスラとは、三洋電機が提携して電池を供給していたが、三洋は潰れ、三洋を引き継いだパナソニックが、現在テスラの燃料電池の供給と開発を行い、テスラと共同して燃料電池工場の建設も行っている。
3.5万ドルの価格かつ1充電で346キロ走るならば、爆発的にテスラEVが普及する可能性があり、パナソニックが受ける恩恵は計り知れない。
テスラにはサムスンなども燃料電池でにじり寄っていたが、パナソニックがテスラに対して一蹴させていた。テスラにはサムスンに下心があったようだ。
ただ、イーロン・マスクは既成にとらわれない人物、いつどんでん返しされるかもわからない。
10兆円売上計画断念で売られたパナソニックの株価、テスラの報道で巻き返しなるか・・・。

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