タカラトミー/磁力浮上のリニアモーターカー「リニアライナー」発売

玩具大手タカラトミーは26日、報道陣向けの内覧会を行い、リニアモーターカーのように磁力で浮遊・走行するレールトイ「リニアライナー(LinearLiner)」を発表した。
磁力浮上・磁力走行する世界初の量産型ミニチュアリニアモーターカー「リニアライナー」スペシャルセットの国内向けの販売は9月から。価格は3万5000円。

タカラトミーは、「磁力浮上」と「磁力走行」の両方を実現したミニチュアリニアモーターカーの開発に成功し(*特許出願中)、「リニアライナー 超電導リニアL0系スペシャルセット」を、2015年9月から、全国の玩具専門店、百貨店・量販店等の玩具売場、インターネット、タカラトミー公式ショッピングサイト「タカラトミーモール」http://takaratomymall.jp/shop/等で発売する。

「リニアライナー」は、これまでのレールトイでは成しえなかった磁力浮上、磁力走行を同時に行う「浮いて走る」夢のリニアモーターカー。
タカラトミーが独自開発した「高速磁気センサー」技術により実現したもので(*特許出願中)、回転式モーターや車輪、ギアといった通常駆動に必要な一切の要素は排除し、車両に搭載した磁石およびコイルと、レールに取り付けられた磁石との反発によって非接触で 浮上・走行する。(※但し、超電導リニアの仕組みとは異なる)

車輪と地面との摩擦がなくなることにより、高速走行を実現し、時速500km(超電導リニアL0系の営業運転最高時速と同じ)を、スケールスピードで達成している(※リニアライナー車両の車幅32mmを実車L0系の車幅と比較した上、約1/90のサイズとしている)。また車輪とレールの摩擦が無いことで、走行音が静かであることも特徴。

「列車は車輪で走るもの」というこれまでの常識を覆す磁気浮上式「リニアモーターカー」は、1962年から研究開発がスタートし、1970年の大阪万博で大きなインパクトをもって日本中に広く知られるようになった「夢の乗り物」。
2027年に品川~名古屋間の先行開業を目指すリニア中央新幹線は、同区間を最速約40分で結ぶ世界最速の超特急。
4月21日に、鉄道の有人走行で世界最高速度となる時速603kmを記録して大きな話題となった。

【スペシャルセット内容】
車両×1編成(4両)/コントロールステーション
(充電器兼用)レール(ストレート×6、カーブ×8、ハーフ×2)
橋脚×18
トンネル(ストレート×1、カーブ×1)
陸橋
タカラトミーACアダプターTYPE5U/取扱い説明書

【使用バッテリー】
単3形アルカリ乾電池10本使用(別売り)
タカラトミーACアダプターTYPE5U対応(付属)

【サイズ】
車両(4両編成):W251×H26×D32(mm)
コントロールステーション:W348×H117×D187(mm)
レールレイアウト(情景込み):W1928×D848(mm)

【対象年齢】:8歳以上

 

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